日記・コラム・つぶやき

2009.01.13

カセットテープの古い資産を

Uxz2s_mtop我が家には、再生装置が無くなってからずいぶん経ったカセットテープが段ボール箱に4つほどある。500本くらいはあるかもしれない。私も妻も、30年くらい前の子供の頃からのエアチェックテープ(死語)が、たくさんあるのだ。ラジオ番組以外にも、友人から借りたレコードの録音、貸しレコード屋(^^;)の録音、はたまたカセットテープで販売されていたインディーものや、いろいろな手段で入手したいけない録音テープなどなど、そして自分で購入したレコードも普段はカセットで聞いていたため本数が膨れ上がった。

数年前にカセットデッキが壊れた。壊れた頃すでにメディアは電子ファイルになっていたのでデッキを購入する気持ちはなかったが、ここにきて、昔のカセットを聞きたくなった。というか、カセットを電子メディアに写して、希少なもの以外は破棄しようという話になった。簡単に変換できる装置をずっと探していた。できるなら、きちんとしたHDD内蔵オーディオ装置とカセットデッキを購入したいが、先立つものが無い。ビクターからお値ごろでバカチョン式でカセットをMP3に、しかも差し込んだUSBへ保管できるミニコンポが出た。性能は決して高くない。MP3は最高でも192kbpsまで。でも、安くて簡単。FMラジオのMP3でのタイマー録音もできる。年末に購入した。

大掃除をしながら妻と二人でお互いの大昔のテープを少しずつ変換し始めた。

しかし。しかし、それでも結構たいへんである。片面もしくは両面をMP3化したものをPCへコピーする。これだとどんな曲が入っているのかわからない。結局ラジオ番組の流し取り以外は、一度MP3化したものをwavへデコード。波形編集ソフトで1曲ずつ分割。その後再度MP3へエンコード。最後にタグ情報を記入。1日1本としても2年くらいは掛かるかもしれない。 まぁ、新しい口琴挿入曲を探すことを楽しみにして、昔の曲を聴きなおしている。クレージーキャッツのテープがあった。知ってはいるが、口琴が流れてくるとニヤニヤしてしまう。

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2008.11.24

ジムノペディ Gymnopédies

Erik_satie1980年頃、イギリスのランキング1位になるようなエレクトロニックポップ(?)アーティストのシングルB面(ような記憶があるのだが)で、初めてその曲を聴いて以来、サティに興味を持ち、何人かのピアノ演奏を聞いたものだ。80年代後半から90年代にかけて、おしゃれな人たちがサティが好きというので、人前ではサティが好きなことを言わなかった。

なんとなくテレビをつけたら、クラシックの名曲を楽譜からストーリー仕立てで解説する番組があり、その日はエリック・サティのジムノペディがテーマだった。「引き算の音楽」という表現が耳に残った。3拍子だけど伸ばした2拍子。ひとつの音にたくさんの音がはいっている。

「口琴窟」の演奏は、音数をできるだけ少なく。聞こえてくる電車の音も演奏のうち。9月の定例会でそう言ってた田口さん。それを聞いたとき、すぐにそれはサティだと思った。本番での演奏は聴けなかったが、どうだったのだろう。

口琴の演奏スタイルに、水墨画的な、音かずが少なく、すべてを埋め尽くさない演奏は似合う気がする。リズムで押し捲るインドの演奏やメロディ主体のヨーロッパ的な演奏ではなく、聞き手が想像をめぐらして完成する隙間だらけの演奏。そういうのが日本的な口琴演奏だったら素敵だと思う。 

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2008.09.02

点光源

Pointsourcelight自作口琴を自慢できる口琴写真は? と、思いついたのが弁と枠との隙間をアピールすること。口琴を逆光で撮影することも可能だが、反対に「影」を撮影してはどうか。普通の照明光源では、うまく影ができない。光源が太陽光のように平行な光源ならよいが、大雨で太陽はなかなか顔を出さない。そこで、もうひとつの有効な光源、点光源を使ってみた。

最近はLEDが安くなって、白色LEDを使ったグッズが豊富にある。たまたま手元にあった、LEDを1個使った小さな懐中電灯を使って口琴を照らしてみた。隙間の影がうまく写った。

わかる人が見ると、わかる。自慢できる口琴写真の出来上がり。でも、あまりキレイなスリットになってないかな。写真をクリックすると大きくなります。

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2008.01.12

七宝焼きの思ひ出

koukinparts
中学二年生の時のはなし。

美術の時間に七宝焼きを作ることになった。直径3センチくらいの銅板上に綺麗な色の粉末で好きな模様を作り、次の週に先生が焼いてきてくれるのだ。私と机が近所のW君は生真面目だが、クラスではあまり目立たない存在だ。彼は隣の席のM君と同じクラブだ。彼らは週末に一緒に近所の川へ行き、開高健がウイスキーのCMで「幻の魚」と言ってた「イトウ」をつりに行くのが好きだった。そう、彼らはつり部だった。W君はその部長だった。彼は好きなつりを七宝焼きのデザインにすることを思いついた。それは、近くの席の私にも素敵なアイデアだった。裏に安全ピンをつけた七宝焼きが胸元で燦然と輝き、「つり部」の素晴らしいアイコンとなることは間違いなかった。彼は背景を黄色とし、鮮やかな青色でつりのデザインを作り上げた。配色は綺麗で、M君と私はそのセンスを賞賛した。七宝焼きが出来上がるのがとても楽しみだった。次の週、全員の作品が手元に配られた。W君、M君そして私は、W君の作品を自分の作品のように楽しみにしていた。作品が手元に届いた。

綺麗な色だ。上々の出来だ。あれ、何かが違う。W君は漢字一文字で「つり」を表したのだ。そうして私たちは気がついた。W君は「かねへん」と「糸へん」を間違って作ってしまったのだ。「約」と書かれた七宝焼きは、W君の学生服のポケットにしまい困れた。そうして私は彼の七宝焼きを二度と目にすることは無かった。

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2008.01.08

「冬休みの工作」って何?

以前にペットボトルでベトナムやラオスの一枚板から作る真鍮製口琴を真似た口琴作りを、冬休みの工作と題して書き込んだことがある(ココ)。昨年暮れから、毎日のように検索エンジンで「冬休みの工作」「ペットボトル」「作り方」などのキーワードで調べ、その記事を読みに来る人がいるようだ。先の二つのキーワードでググると、トップにランクされていたりする。その記事を見ても、口琴なんて知らないだろうし、そこに真鍮製口琴の写真も載せていないから、全く意味不明に違いない。そこからさらに口琴のキーワードで再検索するような人が居るなら関心するけれど、それは無いだろう。

どうも、何かが引っかかるのだ。何のために調べているのだろう。作り方をみて、真似たものを作り、学校に提出するのだろうか。「冬休みの工作」と題した記事を載せて、こんなことを言うのもなんだが、何か創意工夫というか、「作る」じゃなくって「創る」ことをしてほしい。最初は、コピー、ものまねでOK。それは技術を磨くことになるから。 でも。 自分なりの工夫をした工作をしてもらいたいのだ。もう、一部の地域を除いて冬休みは終っているから、検索して尋ねてくる人は減るだろうけど。昨年実施された全国学力検査の結果でも、応用問題が解けなくなっていると評されていた。「応用」できない子供たちは、楽しさも知らないのだと思う。

工夫はスパイス。口琴製作につてもたくさんの書き込みしているし、自分でも言ってることが矛盾しているかもしれない。しかし、すべてのことに対して言えるけど、自分の工夫を加えなければ、本当の面白さは得られないと信じている。趣味も仕事も、そのスタンスは大切だと信じている。

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