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2008.11.24

ジムノペディ Gymnopédies

Erik_satie1980年頃、イギリスのランキング1位になるようなエレクトロニックポップ(?)アーティストのシングルB面(ような記憶があるのだが)で、初めてその曲を聴いて以来、サティに興味を持ち、何人かのピアノ演奏を聞いたものだ。80年代後半から90年代にかけて、おしゃれな人たちがサティが好きというので、人前ではサティが好きなことを言わなかった。

なんとなくテレビをつけたら、クラシックの名曲を楽譜からストーリー仕立てで解説する番組があり、その日はエリック・サティのジムノペディがテーマだった。「引き算の音楽」という表現が耳に残った。3拍子だけど伸ばした2拍子。ひとつの音にたくさんの音がはいっている。

「口琴窟」の演奏は、音数をできるだけ少なく。聞こえてくる電車の音も演奏のうち。9月の定例会でそう言ってた田口さん。それを聞いたとき、すぐにそれはサティだと思った。本番での演奏は聴けなかったが、どうだったのだろう。

口琴の演奏スタイルに、水墨画的な、音かずが少なく、すべてを埋め尽くさない演奏は似合う気がする。リズムで押し捲るインドの演奏やメロディ主体のヨーロッパ的な演奏ではなく、聞き手が想像をめぐらして完成する隙間だらけの演奏。そういうのが日本的な口琴演奏だったら素敵だと思う。 

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