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2007.06.10

調整のツボ

Koukin_tyousei自作口琴の最終調整をして気づいた口琴調整のツボを書き留める。よく、良い口琴は弁と枠との隙間が狭いほどよいと言われている。これは間違いではないけれど十分でもない。左右の隙間バランスはもちろん、弁が振動するように動かしたとき、枠とすれ違うタイミングが左右等しいと良い音になる傾向がある。これだけではない。弁の長軸を軸にして目の前で回転させて斜め45度程度から見て、枠と弁との隙間が一定になっていると、綺麗な音が出るようだ。目次氏やチェムチョーエフ氏の口琴など優れた口琴はすべて、斜めから見ても隙間が均等になっている。もし、良い口琴を持っているなら確かめてみてほしい。これは裏側から同じように見ても均等な隙間になっている。そして、左右二つの隙間とも斜めから見て同じようになっている。このような隙間を持つ口琴は綺麗な倍音成分が出て、しかも息を吸うだけでハモニカのように音を鳴らすことができる場合が多い。

写真は自作口琴で上記の弁と枠とのバランス調整がうまくいったもの(画像をクリックして拡大してほしい)。この口琴は素敵な音を奏でることができる。他人に自慢できる作品。しかし、毎回できるわけでなく、世の中の素晴らしい口琴製作者の技には感心するばかりである。

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Comments

最近覗いてばかりでしたが、この記事が出たときには、あわてて自分のつくった口琴をチェックしました。お気に入りが1つだけかろうじて該当しましたが、あとは調整でなんとかぎりぎりというのが数本でした。全ての口琴に当てはめるわけにはいきませんが、この条件を知っておくだけでも目利きになれますね。音を聴く前に良い口琴を見立てることもできますね。

Posted by: トウミヤ | 2007.07.04 at 12:24 AM

経験的にこのようにすると良いかも、というレベルの「ツボ」です。記事を書いてから、さらに何本か確認しました。ウソではなさそうです。先日チェムチョーエフのお弟子さんの作品を見ましたが、それもこのツボにはまっていました。以前にトウミヤさんから頂いた例のモノは該当していましたよ。私もすべてがうまくいくわけではありません。うまく作れるようお互いがんばりましょう。

Posted by: りうじ | 2007.07.05 at 12:14 AM

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